帯状疱疹後・神経痛と鍼灸治療

帯状疱疹。「たいじょうほうしん」と読みます。岐阜地域では俗称「帯草(おびくさ)」と呼び習わしています。「帯のように、わき腹をぐるっと回って水泡ができる」特徴をつかんだ良い呼び名ですね。

帯状疱疹が、おさまった後の皮膚の痛みが問題です。ピリピリ、ヒリヒリ。「風が吹くだけで痛い」、「痛みのため衣服の着脱が大変」、という声をよく聞きます。

こういった痛みに対して鍼灸治療は絶大な威力を発揮します。

帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスと同じものです。水ぼうそうウイルスは体のなかで眠っていて、私たちが無理をしたり、ストレスが強くかかった場合に、再び活動するのです。

起きる場所は、肋間神経沿いに胸や背中、わき腹、お尻。時に顔面にも。普通、なんだか皮膚がピリピリ、チクチクするように感じます。「あれ?なんか神経痛かな?それとも筋肉痛かな?」と最初は気づかないこともあります。

次に疱疹がワッと出て来ると、けっこう派手です。その部分だけ水疱瘡になったかのようです。

この疱疹が落ち着いた後、
①傷が浅く、皮膚や真皮など表面だけの損傷であればきれいに治ります。通常痛みも残りません。
②もう少し深い層、皮下組織まで損傷をおうと、皮下の「ゆがみ」により痛みが残ることがあります。

患部がとても敏感になっているため、風が吹いても、衣服が触れても痛いのです。一種の「機械的な刺激」によって起こる痛みですから通常の鎮痛剤が効きにくいのです。

そこで、皮下組織の環境改善が必要になります。具体的には皮膚表面と皮下の「ゆがみ」をのぞくように、水平にハリを打ちます。イメージとしては癒着している部分をゆっくりはがすような感じです。細心の注意をこめて治療しますので、治療中の痛みはさほどではありません。

また、周囲からローラー鍼で徐々に刺激を行なっていくのも一つの方法です。帯状疱疹の治療法には自信を持っていますので、ご相談下さい。

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