耳鳴りの苦しみを少しでも軽減したい!

耳鳴りの鍼灸治療1

耳鳴りで苦しむ方が多いことに驚きます。そのつらさは想像を絶します。「一日中、朝から晩までず~っと」「セミが鳴いているようだ」「高いキーンという音」「耳鼻科では、もう治らない、と言われた」「気分がふさぎこんで、何もやる気になれない」 などなど・・・

多くの場合、突然始まった耳鳴りが、どんどん進んでしまい、さらに大きな音になってしまうようです。片一方の耳から始まり、ときには反対の耳まで症状が出てしまう方も拝見します。耳鳴りと同時に難聴が生じる方。耳閉感と呼ばれる「耳のつまった感じ」。あるいは、周囲の物音に共鳴してしまい、食器のカチャカチャあたる音や、水を流す音が耐え難くなってしまった方。実に多くの方を拝見してきました。

現在の医学では耳鳴りの原因はなかなか分かりません。ということは「有効な治療法がない」、とされてしまいます。

本当にそうでしょうか?

例えば右の耳鳴りがひどい患者さんの場合。右耳の周囲と左を触診すると明らかな差があります。 私たち鍼灸師が言うところの「反応が出ている」わけです。つまりツボがハッキリと出ています。そこは治療対象なのです。

時間がたった耳鳴りでもあきらめてはいけません。「3ヶ月以上経過すると、治りにくい」そんなのは単なる統計学です。あなたの耳鳴りは半年以上たっていても軽減したり、治る可能性はゼロではありません。

ある患者さんの言葉です。「この耳鳴りそのものの苦しみと、『もう治りません』という宣告。二重の苦しみでした」現にその方の耳鳴りは数度の治療で改善しつつあります。

耳鳴りの鍼灸治療2

耳鳴りはなぜ生じるのでしょうか?

外耳や中耳、内耳のどこか、あるいは神経の伝道路のどこかが勝手に興奮していると考えます。

激しいめまい発作が起きると、その場で吐いてしまうこともあります。立ち上がれず、救急車で病院に運ばれた、という方も決して珍しくはありません。ある程度おさまった後も、頭がフワフワしたり、様々な症状が残ってしまうことがあります。

お天気が急変する、例えば低気圧が近づいてくると耳鳴りを強く感じるという声を聞きます。気圧の変化によって、鼓膜を介してからだの内側と外側で押しあうバランスが崩れていると考えられます。このような中耳を舞台にした耳鳴りは、一時的なことも多いようです。健康なひとでもトンネルに入ったり、飛行機に乗ったときに感じるでしょう?

また、中耳は、耳管という通路で鼻やノドとつながっていますので、治療のターゲットは耳だけではありません。広く耳鼻咽喉領域をケアすることが必要になってきます。

神経のはたらきから考えると、
1、マヒ → 聞こえない
2、異常興奮 → 耳鳴り と整理できます。

異常興奮を引き起こしている場所を、触診によって特定していくのです。ツボの反応はおもに中耳や内耳に多く出ます。

ハリを打つだけでなく、ローラー鍼による刺激を行ないます。ご自宅でやっていただくこともたくさんあります。軽めの刺激を継続的に、粘り強く行なうことによって、多くの耳鳴りは消えるか、せめて気にならない程度まで落ち着くことが大半です。

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