パーキンソン病

パーキンソン病に苦しむ方。当院の鍼灸治療は一定の効果をあげております。

継続して通院されている方は進行がずいぶんゆっくりです。発症から十数年がたちますが、日常生活に大きな問題はありません。

また、ある患者さんは、動きが改善し、主治医の先生も驚くぐらいだったと聞きます。

パーキンソン病といえば、手や足の振るえ(振戦)をはじめとして、運動失調が主たる症状です。進行性の病気で、大脳基底核・黒質における神経伝達物質ドーパミンの不足が指摘されています。なぜドーパミンが不足しているかは不明です。大脳基底核は小脳とともに、運動の発現と制御(つまり調整)に大きな役割を演じる部分なので、ここの不具合はさまざまな運動失調を引き起こします。

ドーパミンの不足が何に由来するのでしょうか?私ども「反応点治療研究会」は、平衡感覚の軽微な、かつ継続的な失調とにらんでおります。

内耳から入力される平衡感覚に誤りがあり、過剰であるとします。始末の悪いことに、眠っているときにもこの感覚系は誤作動していることが予想されますし、毎日の生活のなかで休止することがありません。

めまいなど大きな症状を伴う平衡感覚異常とちがい、軽い障害は視覚や運動感覚によって補正されます。したがって意識に上らないのですが、誤った情報は大脳基底核に入力されっぱなしという結果が生じます。

こういった「間違った情報」がつねに入力されることで神経疲労が生じ、神経伝達物質ドーパミンの枯渇が引き起こされると予想されます。

〜治療方法〜

  • 内耳を中心にした平衡感覚系への鍼灸治療。
  • 手足の筋肉の剛直をとりのぞく。
  • 内臓系の調整。

この3本柱をセットに行ないます。

更に、ご自宅で、ご自身で取り組んでいただくセルフ・ケアを提案いたします。

持続的な誤作動に対する治療ですから、治療も一過性の刺激では足りません。ご本人、ご家族、治療家が一体となり、徹底した治療によってのみ、症状の軽減や進行を遅らせることが可能になるのです。

参考: 河村廣定「反応点治療」(医道の日本社)
    岸本直樹ほか「平衡感覚とパーキンソン病の関連」
          (全日本鍼灸学会雑誌 第55巻 3号)

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