逆子

逆子に灸が適していることはけっこう有名です。当院でもよく逆子治療をしますが、成績はかなり良いです。大多数の方が正常位置に戻ってくれます。

最近拝見した患者さんは36週を超えていましたが、ありがたいことに正常位になりました。妊婦さんも私たちも大変嬉しいものです。あとは無事の出産を祈るばかりです。

産婦人科でも「逆子のお灸」を指導されることがあります。ツボでいうと「至陰」と「三陰交」がもっとも有名ですが、それ以外にも触診によりツボを選定します。

そもそも、なぜ逆子が生じるのか。自然界の法則に逆らって、逆子になるのはどうしてか?

1、赤ちゃんを包む子宮の環境はどうか?
2、臍帯を通じて母体のコンディションが赤ちゃんに影響します。

つまり、1,2ともお母さん自身に何らかのストレスがかかっている、としか考えられません。母体からのストレス信号を胎児がキャッチして、落ち着かず、もぞもぞと動いている可能性があります。

従って、ただ有名なツボにお灸をするのではなく、何よりもお母さんが元気に、リラックスできるよう治療する必要があります。自律神経系に影響するツボ、色々こまかな不快さをとりのぞくツボ、そういった中に先ほどの有名なツボも用いることがある、と考えていただくと良いでしょう。

当院での治療に加えて、ご自宅でもかんたんに出来る「せんねん灸」やローラー鍼などを使う自己ケアの方法もご説明します。その際には、漫然とお灸をすえるのではなく、例えば、お灸の前におトイレに行って、膀胱を空っぽにするという工夫もいります。
うまく正常位置に戻ったあと、安全な出産までにできることは色々あります。

現在が妊娠何週であろうと、まずはお気軽にご相談ください。
数週間の短期決戦です。一緒に頑張りましょう!

なお、お灸は昔のイメージのように皮膚を焼くようなものではありません。むしろ心地よいぐらいの刺激です。

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