肩こり
ときには頭痛や吐き気をもよおす肩こり
つらい部分は首の後ろ側、横、そして肩甲骨の周囲の筋肉がほとんどです。
したがって、これらの筋肉をていねいに触診して、治療を行ないます。
主な治療対象の筋肉は・・
首の後ろは、僧帽筋。
横は、胸鎖乳突筋、斜角筋。
肩甲骨の周りは、棘上筋、肩甲挙筋、などなど。
鍼灸治療により、つらさは即効的に軽減します。
しかし、サンリ治療院としましては、そのつらさの原因もつぶしておきたいと考えます。
モグラ叩きゲームに例えますと、筋肉を一つ一つやっつけても、その「巣」を片付けねば、つらさはすぐ再発します。
では、「巣」と思われる、原因は?
それは、ノドの炎症=(しばしば)慢性の咽頭炎です。
ノドの粘膜は、外界からの最初の砦です。
空気中のほこりやカビ、病原体などが気管に侵入するのを防ぐ大切な場所です。
一方、「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」というように、必ずしも敏感な部位ではありません。
そのせいか、ノドにツボの反応が出ていても、それを自覚される方は少ないようです。
ノドの粘膜の炎症=ささいな痛み刺激が、脊髄に入るとき、反射として、近くの筋肉を固くしてしまいます。
従って、ノドまわりの手入れが大切となるのです。
五十肩
いわゆる五十肩が起きる原因は何でしょうか?
ノドより奥まった所、気管、気管支、肺の状態が大きく関係します。
例えば気管支炎や、カゼをひいた後に多く五十肩は発生します。
腰やひざの痛みは、どなたも容易に感じますが、肩関節は、ある姿勢をとって初めて痛みに気づくことがあります。
そこにタイムラグがあるようですが、胸部の内臓の病変が先行するものと考えています。
肩こりと同様、肩関節をとりまく筋肉が第1のターゲット。
次に、主に呼吸器系の内臓の治療を平行して行ないます。
また、まれに心臓疾患により左肩の痛みが発生するようです。
あわせて、心臓のはたらきもチェックしていきます。