花粉症
春が近づき、「心もうきうきする」はずなのに沈んだ顔をした方がいらっしゃいます。
いわゆる「花粉症」の患者さんです。
これからの季節は、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどに苦しめられることになります。
スギに限らず、ブタクサ、カモガヤなどの花粉が引き起こすとされるアレルギー性鼻炎ですが、本当にこれらの花粉だけが原因とは思えません。
当院での治療を通して観察しますと、春先から「花粉症」を訴える方の多くが1年を通して慢性的な鼻炎をもっておられることに気がつきます。
つまり鼻アレルギーです。
アレルギーを引き起こす原因は花粉に限りません。なんでもかまわないのです。
家のほこり、ダニなどなんでも犯人になります。また寒さや暑さ、湿気、においなどが引き金になることもしばしばです。
また春先には1日の気温変化も激しく、案外鼻カゼもひきやすいものです。
つまり、もともと鼻アレルギーのある方が、花粉に限らずいくつかの原因により、より重い症状が出ているのがいわゆる「花粉症」ととらえます。
あなたの辛さ10のうち、例えば
慢性的な鼻炎が5。
花粉が3。
鼻カゼが2。
というように整理する必要があります。
そして、その原因に沿った治療を行えば、症状はグッと軽くなるのです。
治療のみちすじ!
○アレルギー体質改善のため、肝臓、小腸(おへそ周り)、咽喉(ノド)のツボへの刺激(はり、ローラー、お灸、軽めのマッサージなど)
○鼻や目の周りの症状が出ているツボへの針治療
○アレルギー性鼻炎も、要するに炎症なので、冷えピタを咽喉(ノド)、鼻の横に貼るなど、ご家庭でのお手入れ
→しっかり手当が出来れば、今年の花粉は怖くありません!!