線維筋痛症

「線維筋痛症」この病名はあまり聞きなれないことでしょう。「せんいきんつうしょう」と読みます。

からだのあちこちに痛みがあり、なおかつこれといって明確な内科的疾患が無い場合、この病名が疑われます。ただ特徴的なのは、数ヶ月におよぶ全身の痛みです。患者さんの苦しみは想像を絶します。

なにか深刻な、つまり命にかかわる病気ではないかと、と恐怖にかられることもあるでしょう。しかし、血液検査やMRIなどの画像検査を重ねても、これというものは出てきません。

でも「痛い!」のです。痛みの場所や程度も変わることがあります。

さらに主に自律神経の症状が伴ないます。
例えば…
○疲労感
○不眠(痛みとの関連もありますが…)
○ノドや口の中の違和感
○便秘など胃腸症状

こういった症状は生活にダイレクトに影響します。しかし、病名もなかなか判明しませんし、「線維筋痛症」ということになっても原因不明の病気のため、決定的な治療法がないのが現状です。

このような症状に鍼灸は強いのです。私の治療院では、次のように治療を組み立てます。

1)筋肉の痛みに関して
これは痛む場所を中心に、しっかりツボの反応が出ています。人によってはハリ刺激がつらいこともありますので、やさしいお灸や、ローラー鍼(はり)も活躍します。

2)自律神経などの症状
症状一つ一つに必ず原因があります。粘膜の改善がポイントになるようです。ノド、胃腸粘膜などなど…ノドが腫れていると首・肩もこりますし、口のなかに嫌な感じもします。さらに小さな炎症ですから、脳に対して、「休みなさい」指令が出ます。これが疲労感でしょう。

「線維筋痛症」の患者さんは、全身に症状が出ますので、お体をトータルに拝見するわれわれ東洋医学の得意分野であると信ずるものです。

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