冷え性
手足の冷えに悩まされる方が多くいらっしゃいます。しびれたり、指先の感覚がにぶくなっていたり・・・ひどいときは、しもやけやあかぎれまで。
この原因は、もちろん血行障害なのですが、なぜその場所に生じるのか?
順番に考えますと、
1、手足の先につながっていく筋肉の硬直が起きる
2、筋肉がひっぱられ、指先に異常な緊張が生じる
3、その結果として、交感神経の活動が高まり、血管がギュッとしまり、血行不良→冷え&しもやけ
このような図式が得られます。指の関節炎や腱鞘炎にも当てはまる話だと考えます。
1が原因となり、悪い環境を作っています。2の緊張による違和感を「しびれ」と脳は認識するようです。
サンリの院長である私自身、仕事がら常に右手のひじから先の筋肉がこわばっています。ふだんならそう気にならないのですが、カゼをひいたあと両手がむくみ、指先の皮膚温が下がることに気づきました。
これは気管や肺がやられると、腕の筋肉まで硬直することから説明できるのです。
左手はすぐに治ったのですが、右手の違和感は難渋しました。右手の筋肉(特に伸筋群と呼ばれる外側)にお灸をしたり、ローラー鍼の治療をすることで、気持ち悪い症状が徐々に消えていきます。
自分のからだで実感しました。
冷え性・むくみ・しびれ、しもやけなども、そこの部分だけではなく、体の中心に近い筋肉を丹念に治療すれば治ります。