アトピー性皮膚炎
お子さんをはじめ、多くの方が苦しむ慢性の皮膚炎がアトピー性皮膚炎です。
アトピーが出る場所には特徴があります。肘や膝の内側をはじめ、関節のまわりに多くあらわれるようです。また、首のまわりにも出るようです。
関節のまわりは皮膚の下の結合組織という部分が分厚くできていて、循環障害が起きやすいことが予想されます。また、汗をかきやすく、ただでさえかゆみが出やすいというのも関連するかも知れません。鍼灸治療では、炎症の起きている部分に注意深くアプローチします。
また、全身性の症状ですので、内臓のケアも欠かせません。肝臓をはじめ、胃腸も大切でしょう(アトピーをかかえる方は便秘をともなうことが多いようです)。
アトピーの悪化とストレスの関連は、どなたも実感があると思われます。ストレスと言っても、なにも精神的なものだけではありません。乾燥、あるいは汗など、季節の変化は大きいでしょう。皮膚はからだの最前線で、そういった環境の変化に対応しているわけです。こういった外の変化にうまく対応することが大切です。
根気良く続けることによって、ほとんどのアトピー性皮膚炎はおさまります。慢性の症状ですから、ご自宅でのセルフ・ケアも重要になりますので、共に取り組み、快適なコンディションを作れるよう頑張りましょう!